輸入関税の計算方法:国際配送の税金を自分で見積もる
個人輸入や海外通販の荷物が税関に届いた際に、いくらの関税や税金を支払う必要があるかを算出するためのガイド。
海外から届いた荷物を受け取る際、配送スタッフから急に数千円の追加料金を請求されて困惑したことはありませんか?これらの税金は適当に決められているわけではなく、国ごとに定められた厳密な計算式に基づいて算出されています。
1. 計算の基本(課税対象額の算出)
多くの国において、輸入時の関税額を計算する際の基礎となる課税対象額(CIF価格)は、以下の3つの数値を足したものです。
課税対象額 = (商品の価格 + 国際送料 + 保険料)
実は、多くの国の税関では 「送料」にも課税されます。たとえば、洋服代が100ドルで送料が30ドルかかった場合、税金のベースとなる課税対象額は130ドル(保険がない場合)となります。商品単価だけでは計算されない点に注意が必要です。
2. 関税(Duty)と消費税(VAT)の違い
この2つは混同されがちですが、全く異なる性質 of 税金です。
- 関税(Customs Duty): 輸入される商品の「品目」にかかる税金です。たとえば、書籍などは多くの国で無税(0%)ですが、アパレル(衣類)や革製品には5%〜15%、時にはそれ以上の高い関税率が設定されています。
- 輸入消費税(VAT / GST / 消費税): 商品価値と関税の合計に課せられる一律のパーセンテージの税金です。イギリスでは20%、欧州各国では約19%〜25%が設定されています。
3. 関税と消費税の二重課税について
ほとんどの人が計算時に驚くのが、消費税が関税を加算した 「後」 の額に対して計算される点です。
- 課税対象額からスタート: $130 (商品代金 + 送料)
- 関税を加算(例:関税率 5%): $130の5%($6.50)をプラスして、$136.50
- 消費税(VAT)を加算(例:20%): 関税込みの $136.50 に対して20%が計算されるため、$27.30
- 納税合計額: 関税 $6.50 + 消費税 $27.30 = $33.80
4. 手数料の発生にも注意
多くの場合、DHL、FedEx、UPSなどの民間配送会社は、関税を一時的に立て替えて支払ってくれたことに対する「立替手数料(支払代行手数料)」を請求します。これが約1,000円〜1,500円ほど追加で上乗せされるため、最終的な請求金額は計算した税金より高くなります。
5. 具体的な関税率の調べ方
自分の商品の具体的な関税率を知るには、商品の HSコード(分類番号) を確認するのが一番確実です。各国の税関ウェブサイトにある関税検索ツール(日本の場合は税関の「実行関税率表」)でコードを入力すると、適用される関税率が表示されます。一般的なものであれば、ネットで「[国名] [品目] 関税率」と検索しても目安を見つけることができます。\n
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